本書は、代表的な批判的研究、フランクフルト学派と英国カルチュラル・スタディーズを取り上げ、その系譜と現状を概観、歴史的検討を行い、同時に近年の研究動向に現われている「公共圏」をキーワードに現在の研究状況を眺めることで今後の展望への糸口をつかむ。