介護の社会化がうたわれ、「地方自治の試金石」とまで評価を受けていた介護保険制度ですが、特養ホームへの入所を中心にしたサービス利用の選択には、要介護者の意思が軽視され、自立支援という理念が浸透してない。本書は"誰もが住みなれたまちで生きがいを持って暮らすために"を再確認できる一冊。巻末に大津市の積極的な取り組みを紹介。