16世紀はヨーロッパの覇権争いの資金調達をめぐって、南ドイツ人やイタリア人の銀行家がしのぎをけずる国際金融の戦国時代であった。その覇者であり、最大の貸し手の名前をとって「フッガー家の時代」という。本書は、その激動の時代の歴史的大事件を描き出した画期的な本。