近代、人びとのライフサイクルは大きく変動した。野上弥生子や福沢諭吉の老化意識から、男と女の老いの変化を探る。「良妻賢母型ライフサイクル」に縛られ生きた女性たちの、アイデンティティの変遷と国家の関係を考える。