その夏、とうさんとかあさんは別れ、かあさんは家を出て行った。そしてあかりはとうさんと2人で暮すことになった。料理、洗濯、掃除等、慣れない家事と必死で取り組む父と娘。父は娘に気づかい、娘は父に優しい、どこか奇妙な生活が始まった…。離婚から生まれた父と娘の新しい関係を、あたたかい眼差しで見つめ、父娘が共に成長して行く姿を描いて静かな感動を呼ぶ、児童文学の名作。