「無縁社会」という言葉が、流行語にもなっている昨今。貧困を救うはずのセーフティネットは機能せず、自殺者が減らない状況は一向に改善しない。いきすぎた資本主義が地縁・血縁を断ち切り、孤独な個人だけが存在する社会で、お寺の存在が救世主になりえる可能性を探る。