景気がいいのはごく一部のグローバル企業だけ。
ほとんどの若者は就職難や非正規雇用にあえいで
格差は広がるばかり――
そんな世界的な経済格差の拡大に振り回されず、
自立的に、助け合いの精神のもと、
オルタナティブ(もう一つの)企業として、
協同組合企業を立ち上げている人たちが増えている。
たとえば不動産投機取引をなくし85%の人が
持ち家で暮らすイタリア・ボローニャでは、
住宅協同組合で家を買う人も多い。
デンマーク・コペンハーゲンでは養蜂協同組合の
養蜂場がホームレスの雇用や緑の再生に貢献している…
などなど、
3人の韓国人ジャーナリストが取材した
世界中の最前線の多様な取組みを紹介。
1%の富裕層に負けない連帯経済のつくりかたの実践に
大きなヒントを与えてくれる。
日本での取組みの歴史と現状や可能性についても考える。