言葉と写真で旅をする「一冊の詩」
隊商とともに砂漠を渡り、独立の日の熱気に浸り、戦争の街を撮影し、祈りの空間に身を寄せる――竹沢うるま氏が3年間世界を放浪して撮影した34万カットには、膨大な「旅の時間」が体積しています。その結実としての写真集「walkabout」は、国内外で高い評価を受けています。本書は、竹沢氏の「旅する心」が捉えた一瞬と詩人の谷川俊太郎氏の言葉が相乗して、「今」をつむぐ「1冊の詩」です。谷川氏の言葉は、竹沢氏の切り取った世界を新たに照らし、読む人の心を、「今の今」にいざなう、ハンディなフォトブックです。
【編集担当からのおすすめ情報】
純粋な言葉の行間が写真であるような、写真の間合いに言葉があるような、1冊を通したとき、1篇の「詩」になっている本です。ゆっくりと噛みしめて、味わっていただけたら幸いです。