神奈川県立近代美術館(鎌倉館・葉山館)、そして現在館長を務める世田谷美術館──3つの美術館で、これまで数多くの展覧会に携わってきた著者が、展覧会図録に寄稿した挨拶文から自選した42篇を収録。国内外のアーティストの回顧展や、時代を反映する斬新なテーマの企画展など、美術作品と深く向き合ってきた著者ならではの語り口で、多彩な展覧会を紹介する。
【本書で紹介する展覧会の一例】?ジョゼフ・コーネル展/李禹煥展/芸術の危機―ヒトラーと退廃美術展/関根正二展/パウル・クレー展/ベン・ニコルソン展/瀧口修造展/若林奮版画展/ルソーの見た夢、ルソーに見る夢/冒険王・横尾忠則/佐藤忠良展/暮らしと美術と髙島屋/フリオ・ゴンサレス展/花森安治の仕事/人間・髙山辰雄展/ブルーノ・ムナーリ展 ……ほか