2004年発行『日本語教師のための新しい言語習得概論』の改訂版です。
言語教育において言語習得研究は関心が高く、海外でも盛んに研究されている分野です。
本書では日本語教師に向けて、特に「教室習得」の分野を紹介することを目的としています。
第1部では第一言語習得研究について、メインとなる第2部では第二言語習得研究について、1970年前後の研究のスタートから現在に至るまでの研究成果を踏まえ、様々な「理論」や「アプローチ」を紹介しています。
改訂にあたって、「社会文化理論」「インターアクション研究の新たな展開」「多言語・多文化共生」「複言語・複文化主義」など、最新の知見を取り入れています。
現場で日本語を教えている方、日本語教師を目指す方にぜひ読んでいただきたい一冊です。