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  • Author夏川草介
  • Publisher小学館
  • ISBN9784094071528
  • Publish Date2022年6月

臨床の砦

小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。

『神様のカルテ』著者、最新作!
感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける
現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説!

「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より



【編集担当からのおすすめ情報】
80以上のメディアで絶賛された
夏川草介氏の最新作、文庫化!

一番の敵はウィルスではなく人の心の中にある。
--谷原章介氏(俳優)

人間が、利己的遺伝子の乗り物ではなく、
利他的共存の中でしか生きられない生物であることを
改めて知らしめてくれた、優れて現代的な物語。
--福岡伸一氏(生物学者)

最前線でコロナと戦う
医療従事者たちの真実の姿にふれ、
己の無知と無関心を恥じた。
私たちはこの記憶を、忘れてはならない。
--宇垣美里氏(フリーアナウンサー)

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