近くの書店で在庫を調べる
  • 著者朝倉宏景
  • 出版社東京創元社
  • ISBN9784488029142
  • 発行2024年10月

死念山葬

「お山の腹を満たすために、遺体とその魂が必要です」
風もないのにカラカラとまわる無数の風車
死者が呼ぶ声
死の山が僕らを誘う――
一気読み必至!俊英が描くノンストップホラー長編
やむを得ない事情で、殺し屋の遺体運搬係となった日置学。浅木というその男の指示のもと、遺体を見捨てられた別荘地の奥に埋めてきたが、そこもそろそろ手狭だという。裏社会では、学の祖母の出身地にある山に遺体をこっそり処理できるという噂があり、浅木に命じられた学は恋人の夢花と共に、祖母が六十年以上前に出たきりの山奥の集落を訪れるが……。集落の神社で祀られている山の頂では、御神体とされる巨石と地面に刺さる無数の風車が異様な雰囲気を纏い二人を誘う。一度は東京に戻った二人だが、山に心を囚われた夢花を救うために学は再び彼の地に向かう。

>> 続きを表示
    •  
    • この本が読めるところ
    • 借りた人・借りている人

この本を借りた人が、最近借りている本

  • ポケット詩集
  • 灯台へ
  • グレート・ギャツビー
  • 「その他の外国文学」の翻訳者
  • 金子みすゞ名詩集
  • BOOKMARK / 翻訳者による海外文学ブックガイド
  • 三陸海岸大津波
  • 孤独の発明
  • アイネクライネナハトムジーク