出会うべき二人だけど、まだ出会えない?
15歳の鮎喰響は、
文芸誌の新人賞に
自分への連絡先を伏せて小説を送りつける。
編集者の花井は、その小説を読み、
この作者なら文芸に革命を起こせる、
文芸の力で世界を変えられる、と確信。
名前しか手掛かりがない中、響を捜し出そうとする。
そうとは知らない響は、
周囲とギクシャクしながらも
高校の文芸部に入部。
みんなと部誌を作るため
新たな小説の執筆に取りかかる。
【編集担当からのおすすめ情報】
『女の子が死ぬ話』『きっと可愛い女の子だから』の柳本光晴氏が描く
女子高生小説家の物語です。どうしても周囲とギクシャクしてしまう天才少女の心のメカニズムは一体どうなっているのだろうか、目が離せません。