「広告業界という無法地帯」から「カウボーイという無法者の仕事場」へ
「カウボーイって今でもいるの?」と、周りの誰もが言った。
20年以上持ち続けたカウボーイへの憧れにケリをつけようと、電通コピーライターのキャリアを捨てて挑んだ40歳、冒険の夏。
「カウボーイを知らずに北米の歴史や文化、人間を語ることはできない」という信念で、カナダの広大な牧場での、牛・羊・馬を扱う、未経験の労働に立ち向う。
そこで出会った3人のカウボーイたちの心意気と、さりげない友情をみずみずしく描いた、ひと夏のルポルタージュ。