舞台は、1900年代のアメリカ。
日本の子どもにはなじみのうすい設定かもしれませんが、小学生に人気の石崎洋司氏の翻訳を得て読みやすく、純粋に物語を楽しめる仕上がりになりました。
伝説の緑のバイオリン、なぞめいた大金持ちのポメロイ夫人、自然を知り尽くした庭師のアリス、高級ホテルの謎の抜け道、考えることができる時計じかけの人形、街に伝わる宝物……。
500頁を越える物語ですが、読み始めたら最後まで一気に読んでしまうことまちがいなし!
すべての子どもに、そして、子どもだった大人に読んでもらいたい、愛と友情と勇気、そして「物語」の魅力がたっぷりつまった1冊です。
<小学校高学年から 中学生以上漢字ルビ>