バレエに人生をかけた、少年少女たち。
初舞台『白鳥の湖』を酷評した生川綾子を見返すべく、 生川はるかバレエ団のサマースクールに乗り込んだ潤平と流鶯。
そこに集っていたのは、各地からトップダンサーを夢見て集まる少年たちだった。
そして、潤平は綾子の娘・夏姫とともに、パ・ド・ドゥの練習に臨むことに。
「わたしは誰より上手くないと気が済まない。死にたくなる」
限られた者しかたどり着けない高見を目指す少年少女たち。 彼らとの出会いは、潤平と流鶯の二人に、何をもたらすのか。
そして、都との三角関係にも激変が……!?
バレエと、恋と。 更なる場所を欲する時、 少年たちの人生が、大きく動きはじめる――!!
【編集担当からのおすすめ情報】 代表作『溺れるナイフ』の映画も公開。 最注目作家・ジョージ朝倉の最新作にして、既刊続々重版の大人気作品の第4集が早くも登場!
今集では、アウェーである生川はるかバレエ団のサマースクールに乗り込んだ潤平と流鶯が、周囲と衝突しながらも、着実な成長を見せていきます。
しかし、何かを選ぶということは、何かを失うこと。 限られた者しかたどり着けない席につくということは、誰かを蹴落とすということ。
バレエならではの厳しさと、それゆえの美しさ。 少年ならではの繊細さと情熱が、読む者の心をも熱くさせます。
ますます盛り上がる本作、是非リアルタイムで応援してください!