近くの書店で在庫を調べる
  • Author三浦綾子
  • Publisher角川書店
  • ISBN9784041437179
  • Publish Date1996年6月

「わだしは小説を書くことが、あんなにおっかないことだとは思ってもみなかった。あの多喜二が小説書いて殺されるなんて…」明治初頭、十七歳で結婚。小樽湾の岸壁に立つ小さなパン屋を営み、病弱の夫を支え、六人の子を育てた母セキ。貧しくとも明るかった小林家に暗い影がさしたのは、次男多喜二の反戦小説『蟹工船』が大きな評判になってからだ。大らかな心で、多喜二の「理想」を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描き切った、感動の長編小説。三浦文学の集大成。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • まる子だった
  • 地震と独身
  • 「女」のはなし
  • こころの帖
  • ガウディの奇跡 評伝・建築家の愛と苦悩
  • かなたの子
  • 望郷
  • オムニバス
  • 海神
  • 何があっても大丈夫