本は記号である文字の羅列にすぎません。それを人間の心が高度な機能によって、意味のあるものにまとめあげ、その中に独自の世界をつくっているのです。本書ではまんがや童話の例を用いて、読書の心理学的なプロセスを探り、その楽しさや意義についても考えます。