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  • 著者白洲梓 蔀シャロン
  • 出版社集英社
  • ISBN9784086804899
  • 発行2023年2月

威風堂々惡女 11

雪媛一行はシディヴァの領地を目指し、船で川を遡る。しかしシディヴァとタルカンの戦が始まったことにより各所で厳しい検問が行われており、一行は途中で船を降りて馬を調達し、陸路を行くことにする。やがて、火を放たれ人々が逃げ出した集落の跡に幾度も行き当たる。戦場がもう近いと考えて進む一行の前に、傷を負った兵士たちが現れ剣を向けるが、雪媛はその中にムンバトの姿を見つけ、これがシディヴァの軍であると気づく。雪媛に気づいたムンバトは警戒を解き、戦闘中に敵に追い詰められ、散り散りになって本軍からはぐれたのだと説明する。
本軍と合流しようとするムンバトたちだったが、道は敵によって封鎖され、周囲を囲まれてしまう。青嘉がシディヴァとともにいると知った雪媛は、なんとか彼らのもとへ向かおうと策を練るが……。

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