表紙の美しい壺がこの絵本の主人公。
「これから おはなし するのは その つぼの なかの おはなしです」
と始まり、壺のふたが下に置かれます。
次をめくると、「つぼの なかには みずが はいって おりました」。
すなわち、壷の水は海なのです。???
ここから「どんどんふえる」数学でいう階乗のお話が始まります。
「海には、1つの島がありました」
「島には、2つの国がありました」
「2つの国には それぞれに3つの山がありました」
そして、3つの山にはそれぞれ4つの城があり、4つの城にはそれぞれ5つの町があり、
(中略)、9つの箱には各々10個の壺がありました。
さあいま、壺の数は、全部でいくつになるでしょう!!!
ともかくすごいことになるので、このリアルなおもしろさはぜひ絵本で体験してみてください。
むずかしいこと抜きとしても、絵の美しさにため息がでます。
安野さんの子息、 安野雅一郎さんのアイディアで生まれた数学絵本です。