• Author温又柔
  • Publisher集英社
  • ISBN9784087711226
  • Publish Date2017年7月

真ん中の子どもたち

“四歳の私は、世界には二つのことばがあると思っていた。
ひとつは、おうちの中だけで喋ることば。
もうひとつが、おうちの外でも通じることば。"
台湾人の母と日本人の父の間に生まれ、幼いころから日本で育った琴子は、大学生になって、中国語(普通語)を勉強するため留学を決意する。そして上海の語学学校で、同じく台湾×日本のハーフである嘉玲、両親ともに中国人で日本で生まれ育った舜哉と出会う。
「母語」とはなにか、「国境」とはなにか、三人はそれぞれ悩みながら友情を深めていくが――。
日本、台湾、中国という三つの国の間で、自らのアイデンティティを探し求める若者たちの姿を鮮やかに描き出す青春小説。第157回芥川龍之介賞候補作。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 「サル化」する人間社会
  • 子育てはだいたいで大丈夫 / 小児科医ママが今伝えたいこと!
  • ぷらせぼくらぶ
  • ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門
  • 問いのデザイン / 創造的対話のファシリテーション
  • 阿・吽 1
  • 阿・吽 2
  • 本を読めなくなった人のための読書論
  • 3000万語の格差 / 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

Presented by